コブシ(辛夷)


コブシは、漢字で「辛夷」と書きます。俳句では、仲春を表す季語でもあります。千昌夫さんの「北国の春」という歌にもコブシは登場します。昭和の歌ですから知りませんよね。

コブシは、モクレン科モクレン属に属する落葉高木です。日本に広く分布しており、早春に白い大きな花をつけます。関東では、すでに満開となっているところも多いようです。この季節、梅の次にこぶしが花をつけ、その次に桜が咲いていく順番です。花の少ない早春の雑木林やおおきな公園などで、見かけますが、周りの樹木に比べ、一際は高くそびえ、真っ白な花を沢山付けている姿は、桜に先駆けて春を感じさせてくれます。

また、コブシは、古くから農業と関わりのある木です。コブシの開花は、田植えや種まきの合図とされ、地域ごとに農業に関係する別名が付けられているそうです。例えば、花の時期に稲の苗代や種まきをしたことから、田打桜 (タウチザクラ)や種まき桜(タネマキザクラ)と呼ぶ地域もあるようです。

もうすぐ春本番ですね。

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