23日は大暑(二十四節気)です。一年で一番暑さを厳しく感じる頃です。今年は梅雨明け前から真夏日が数日ありましたが、来週は連日真夏日のようです。体も、まだ暑さに慣れていないので、辛いでしょう。気を付けましょう。

ところでみなさんは、スターバックスとPEANUTSとのコラボが何月だったか覚えていますか。今年の4月末でした。7月12日「GABURIピーチフラペチーノ」が登場しましたが、昨年の名前を憶えていますか?2022年は「桃MORE フラペチーノ」でした。2021年は覚えていますか?私は忘れたので調べたところ、「GO ピーチ フラペチーノ」でした。忘れてしまうものですね。
「年月は人間の救いである。忘却は人間の救いである。」と言ったのは、太宰治であったでしょうか。大切な想い出でさえ、時間の経過と共に薄まっていくことを私は知っています。昼間、ふとした瞬間に思い出すのは、決まって悪い想い出ばかりです。何故、いい想い出が沸き上がってこないのでしょう。私が、ネガティブな思考に支配されているのでしょうか。それとも苦い、辛い、嫌な思い出は、忘却するのに時間がかかるのでしょうか。脳科学者にでも聞いてみたいものです。
忘れると言えば、「人の噂も七十五日」という諺もあります。
鎌倉時代後期『源平盛衰記』の中に、「人の上は百日こそ申すなれ」という記述があります。100日もあれば忘れられるということでしょう。「七十五日」が初めて出てきた文献は、江戸時代後期天保4年(1833年)に書かれた人情本『春色辰巳園』と言われています。「人の噂も七十五日、過ぎた昔は兎も角も、今じゃあ実の兄弟どうぜん…」江戸弁でキレがいいですね。これが百日だと、「人の噂も百日、過ぎた昔は兎も角も…」ちょっと繋目が江戸弁のリズムに合いませんね。
ところで75日の根拠はなんですかね。365日÷75日=4.86ですね。季節の変わり目の土用、すなわち二十四節気中の立春・立夏・立秋・立冬の前の各18日間を考慮すると、365日÷(75日+18日)=3.9ですね。要するに、四季で考えると、季節も変わるころにはみんな忘れるということでしょう。
この暑さで大切な思い出が溶けてしまわないか心配です。