四月二十日は、二十四節気の「穀雨(こくう)」です。
地上の穀物に、天からの贈り物である雨がしっとりと降り注ぐ頃という事です。
この季節、菜の花もあちらこちらで咲いています。菜の花は、春を代表する景色の一つですね。私は菜の花を謳った蕪村の句が好きです。
「菜の花や 月は東に 日は西に」(与謝蕪村)
まるで写真で切り取ったように情景が目に浮かぶ句だと思います。日(太陽)が西に沈む夕暮れ時に、月が東に見えるということは、その月は「満月」です。つまり、蕪村は「満月」を眺めながら「月は東に」と詠んだのです。そんなことを想いながら、月を眺めるのも一興かと。
今年は、桜が散ったと思ったら急に暑くなりました。何だか季節が重複して、季節の移ろいを楽しむ余裕を奪われているようで困ります。毎日を噛みしめながら、ゆっくりと生きて行きたいと思うのは私だけでしょうか。
